マーク・マンダース — マーク・マンダースの不在
『触れると崩れそうな彫像、いつどこで作られたのか判然としないオブジェ、
人の立ち去った気配が残るスタジオ、暗く長い廊下、…
静謐と不穏が混交する、マーク・マンダースの世界へようこそ』(公式サイトより引用)
マーク・マンダースは、1968年オランダ生まれ、ベルギー在住のアーティスト。
大きさと質感、「建物としての自画像」という不思議な構想、半透明のビニールで仕切られた展示空間、
ひび割れた大きな頭部の彫刻は、ある種の異様さを放ちつつも静かな美しさを湛え
大きな作品のすぐ脇にそっと置かれている、見逃してしまうほどの小さな作品の存在など
何か翻弄されている様な、夢を見ている様な感覚に陥りました。
2021/6/20まで
東京都現代美術館
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